海外FXでは、利益が出た翌年に利益分の税金を申告しなければいけません。
それはiFOREXでも例外でなく、所定の税金を納める必要があるのです。
本記事では、iFOREXでの確定申告で必要な損益計算書について詳しく解説します。
iFOREX(アイフォレックス)で税金申告が必要な人
iFOREXでは、以下の状況であった場合に確定申告が必要となります。
- 給与所得者→iFOREXで年間20万円以上の利益がある人
- 非給与所得者→iFOREXで年間38万円以上の利益がある人
給与所得者とは、会社員やアルバイトなどで企業から給料を貰っている人です。
利益額が20万円に満たない場合は申告の義務がありません。
また、無職や主婦の方などでiFOREXでの利益が38万円未満の場合は申告義務が生じない仕組みです。
国内FXとは税制が異なる
iFOREXは海外FXのため、国内FXとは税制が異なります。
- 国内FX→申告分離課税
- 海外FX→総合課税
国内FXではFXで出た利益分に決められた税率(約20%ほど)がかけられます。
しかし海外FXの総合課税制は、給与や他の副業所得と合算して税率が決まる制度です。
総合所得 | 課税率 | 控除額 |
195万円以下 | 15%(所得税5%+住民税10%) | 0円 |
195万円~330万円 | 20%(所得税10%+住民税10%) | 97,500円 |
330万円~695万円 | 30%(所得税20%+住民税10%) | 427,500円 |
695万円~900万円 | 33%(所得税23%+住民税10%) | 636,000円 |
900万円~1800万円 | 43%(所得税33%+住民税10%) | 1,536,000円 |
1800万円~4000万円 | 50%(所得税40%+住民税10%) | 2,796,000円 |
4000万円以上 | 55%(所得税45%+住民税10%) | 4,796,000円 |
受け取った給与とFXでの利益などを合計して税率がかけられ、所得が多いほど税率も上がっていきます。
総合課税は1年分の所得から計算されます。iFOREXで利益が出たとしても全ての金額は使わず、翌年に支払う税金分を残しておきましょう。
iFOREX(アイフォレックス)の損益計算書発行方法
FXでは勝ち負けを繰り返して利益を出していくものです。
そのため、1年間での細かい利益額などを逐一計算している人は少ないでしょう。
具体的な金額は損益計算書に記載されています。
損益計算書
FX取引で出た利益や損失の合計が記載された書類。毎年の確定申告で必要となる。
海外FXではMT4やMT5を使った取引が一般的です。
損益計算書もMT4やMT5から直接発行できますが、iFOREXでは独自ツールを採用しているのでプラットフォーム上からの発行はできません。
iFOREXで損益計算書を発行する場合は、カスタマーサポートに問い合わせをする必要があります。
- 電話リクエスト
- メール
- チャット
おすすめはメールでの問い合わせです。
最終的に損益計算書をメールに添付して送ってくれるので2度手間にならず済みます。
iFOREXでは日本人スタッフが多く在籍しているので、問い合わせ時は日本語の文章で問題ありません。スタッフが親切に対応してくれます。
iFOREX(アイフォレックス)の損益計算書に関する基礎知識
次に、iFOREXの損益計算書に関する基礎知識を紹介します。
以下を参考にして確定申告の準備をしてください。
含み益や含み損は記載されていない
iFOREXでの利益申告をする金額は決済をしたポジションのみです。
つまり、年を跨いで含み益や含み損を抱えたポジションはカウントされません。
ポジションを解消した分が利益や損失となって計算されます。
損益計算書の提出義務はない
確定申告の際は、損益計算書に記載された利益額を入力するのみです。
書類自体を税務署に送付したりする必要はありません。
iFOREX(アイフォレックス)の損益計算書まとめ
iFOREXの損益計算書についてまとめました。
- 年間で損失の出ている状態では申告義務が生じない
- iFOREXでの利益は給与や他の雑所得と合算して税率が計算される
- iFOREXではサポートへ問い合わせることで損益計算書が発行可能
- 決済したポジション分の損益が記載されている
- 損益計算書の提出義務はなく金額の入力のみ
iFOREXではMT4やMT5対応ではないので、損益計算書の発行方法が他社とは異なるので注意しましょう。
iFOREXは長年日本でのサービスを展開してきたことから、サポートの対応力に定評があります。
損益計算の発行と共に不明点があれば気軽に問い合わせをしましょう。